毎日の星読み 2024年10月05日

<2024.10.05星読み>

 今日の星のこころです。

 月は蠍座です。蠍座は、ゆっくり関係を深めていく象徴です。大切な何かと一体となるために、今までの自分の一部を消しながら内側にある見えない世界をとことん集中して探求していこうとします。

 月は金星と重なって、よろこびを感じています。

 何も言わなくてもある信頼のようなイメージです。



 わたしたちの知性や知識、思考のはたらきは、どれだけそれを駆使してみてもこの世界のすべてには届きません。しばしばわたしたちは知識や思考をガイドブックのようにあつかって、この世界のすべてを見渡しているかのように考えるかもしれません。でも、知識や思考をつうじて見えるものは、たぶんどこまでいっても知識や思考の理屈にしたがった解釈であるように思います。

 わたしたちの知性や思考は優秀ではあるけれど、同時にその制限ももっています。それはいわば、2つの目に見える範囲をこえてものを見ることができなかったり、耳に認識できる音の音域をこえて音を聞くことができないのと同じようなものかもしれません。わたしたちは目にうつらない光線や物たちの存在を無いとはいいません。また、耳に聞こえない音を存在しないともいいません。在るけれどわからないと素直に受けとめることができます。

 わたしたちにわからない存在であっても、この世界にふくまれるはたらきがあらゆる表現に関与しないということはできません。たとえばわたしは今、分子や原子をはじめとするこの宇宙のさまざまな調和のはたらきの大きな源に対して、大きな愛という信頼を抱いています。わたしの知性も思考もそれそのものを認識したり、感じたり、理解する手助けにはなりません。知性や思考のはたらく道をたどってゆき、その制限のぶつかった先に、ただ信頼という見えない道、見えない空間のはてしなさを受けとめるほかないと感じるのです。

 わたしたちの身のまわりに起こる出来事は、いつでもただ出来事として起こるばかりで、どんな説明も意味もそえられてやってくることはありません。わたしたちは出来事の内容をさまざまに解釈し判断するかもしれません。でも知性や思考の制限の中だけでとらえるのなら、やっぱりそれは出来事の一面のゆがんだ像を描くことを超えられないように思います。

 知性や思考はさまざまに世界を描き、わたしたちの存在そのものをも説明しようとします。でも、わたしたちは知性や思考だけで存在するのではなく、存在の中のわずかなはたらきが知性や思考であることを知っています。知性や思考という視点だけがかならずしも視点となるわけではありません。あれこれと意味や解釈を語る知性や思考のようには認識できない、ただ認識のはたらきである理解があります。それは、わたしたち自身の内にあって説明することのできない大きな愛のはたらきであるようにも思われます。

 わたしたちという存在を通じ、また世界という存在を通じてはたらきつづけている何よりも大きな愛の願いをわたしたちは知らないままに叶えつづけているのかもしれません。知性や思考にはそれとは見えなくても、わたしたちの誰もが何より大きな愛というはたらきに奉仕しつづけているのかもしれません。知らないままに、わからないままに信頼することしかできません。けれどもその信頼は、きっと誰もがたしかさを抱きつづけているものであるように思うのです。

秋がどんぐりを実らせる
今年もやってきた秋が
リスたちは手を合わせて
どんぐりを抱える
森に吹く黄金の風は
約束みたいに

コンジャンクション「蠍座の月 ✕ 金星」